忍者ブログ
雑記 時々 SS 稀に PHOTO 
[454]  [453]  [452]  [451]  [450]  [449]  [448]  [447]  [446]  [445]  [444
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とりあえず、アリスインワンダーランドを見てきました。
個人的には微妙。
評価は人によるかと思いますが、私にはそれほどはまりませんでした。
多分、シナリオ詰めすぎで入り込みづらかったのが原因。
アリスの成長物語なんだろうけど、どの切っ掛けでこの行動に至ったのか理解しにくかったし。
あまりにも想像に任せすぎかなと。
でも、アリスの世界観やキャラ(特に帽子屋)が好きな人には楽しめる映画だと思います。

それから、最近庭にハーブが増えつつあります。
現在、イタリアンパセリ、アップルミント、レモンタイム、レモンバーム。
いずれハーブティーとか淹れたいなと目論んでいます。
確実にインディゴ(ドラマ版)の憂夜さんの影響(笑)


今日はSS付き。
ちょっと病的なので注意。







――どうしたら、貴方は私を殺してくれるかしら?


彼女はそう言った。
怪訝な眼差しで彼女を見れば、楽しそうな思案顔をしている。
その瞳に俺は映っていない。

「例えば貴方の困ることばかりを言ったりとか、例えば大切な物を壊し尽くすとか、例えば……家族を殺す、とか」

ようやく俺を見た彼女の瞳はキラキラと輝いていた。まるで無垢な少女の目だった。
ねえどう? という問いをバカかと一言で一蹴した。
悲しそうな目をした彼女はだってと言った。

「私は貴方を愛しているの。
私はずっと貴方といたい、貴方の中で私が一番でいたい。
でね、思ったの、私を殺したら貴方は私を忘れない、いつまでも私は貴方の中で生きていられるって」

それは極上の愛の言葉だったけれど、同時に悪寒が走った。
彼女は俺に愛する人を殺せと言った。
「猟奇的な彼女」そんなタイトルの映画があったけれど、正に彼女は猟奇的そのものだ。いや、病んでいると言った方が正しいだろうか。
そんな彼女を、今でも愛しいと思う俺もきっと頭が狂ってる。

しかし、俺は彼女を殺さないだろう。
何故なら俺は、彼女を監禁して俺以外の人間をその瞳に映させたくないくらい愛しているのだから。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Profile
丞崎芽琉

 漫画やらアニメやらゲームが
 好きな所謂オタク
 だらだらゆるーく生きている

ついった
mixi
Calendar
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブクログ
忍者ブログ [PR]